草刈りと洗濯
丹波ほっこり農園では葡萄園約40a、栗園約30a、その他生姜畑や大豆畑など30a。合計1ヘクタールの草刈りが大きな仕事です。
山間部の農地は高低差があり、法面が大きく草刈りに費やする時間がかかります。
自走の草刈り機もありますが、隅々まで綺麗に刈るのには手で振り回すエンジン式の苅払機で刈るのが最適です。
しかし、この面積を1人で刈るとすると、約10日近くかかります。これを年4回すると40日、一年2か月間は草刈り専従することになる勘定です。
そして、この草刈りは大変、疲れる仕事で基本は1日一時間が限度と言う人もいます。
草は刈れども刈れども直ぐに伸びてきます。うんざりしますが、刈終えた後の農地の美しさに感動するんです。一種の自虐的な農夫気質なのでしょうか。
これは多分、毎日毎日、沢山の洗濯をして洗濯ものを畳み終えた主婦(主夫)と同じ気持ちなのでしょう。
草萌や 都会の歓楽 今は昔
手間ひまを掛けた結果
日曜日はあまりにも良い天気なので、バイクで丹後まで出かけました。
民営の花園を見学しましたが、美しいと思いましたが、それよりも手間暇掛けた手入れに感動しました。
一本一本のチュウリップや芝桜などを丁寧に植え付け、草を生やさないよう管理されています。
手を掛けたほど、花は美しくなり、果実はおいしくなるのだと再確認しました。
エンジンの 音軽やかに 藤揺るる (呆悦)
あんどんの行進
今日は、カボチャの苗の110本の植え付けを行いました。「ロロン」と「ほっこり姫」という可愛い名前のついた品種です。
秋口には美味しいカボチャが収穫できるでしょう。一株ごとに肥料袋を活用した寒冷紗(袋)を被せた景観は行灯の行進のように見える。2週間程度、これにより成長を促します。
カボチャは抗酸化作用に効くβーカロテン、や各種のビタミンを含み、風邪予防や脳血管疾患の予防に良いといわれています。
行く春に 行灯袴 締めて直す(呆悦)
スーパー/コンビニ14km空白地帯
丹波ほっこり農園の葡萄園や農地の拠点は国道9号線沿いにあります。
しかし、当農園から京都方面に7km行かないとコンビニやスーパーがありません。また、福知山方面にも同じく7km行かないとそれらがないのです。
なんと一桁台の国道が走っていながら、なんとも不便なものです。昔は村に駄菓子屋さんやさかな屋さんがありましたが、今は姿を消しました。
何とかこの村にコンビニやスーパーでなくとも、地元民や往来する運転手さんがくつろげて、生活に必要な商品(100点を厳選)が買え、地元産の野菜(地域自慢の特産物の品がある。)の直販所がある「街道オワシス百貨店」なるものが欲しいと思っています。
木蓮の 最後の花弁 踏ん張れり (呆悦)