恥ずかしいと思う方言に誇り
故郷に居付くと地元のおばちゃんが話す方言に懐かしさを覚えます。
方言を話す当人はその言葉が標準語と思い込んで話している場合もあります。
「おばちゃん、元気かい?」と問いかけると
「むさくさやな。」
「おばちゃん、その方言懐かしいわ。」
「あっ、そうか。まぁ、恥ずかし。」
「恥ずかしことなんかあらへんで。」
と、いつもの会話になります。
方言は、地域に残る「重要無形文化財」であると思います。それゆえに、方言を守り引き継ぎ、そして誇りに思うことが地域振興に繋がるキーワードだと思います。
ちなみに、私のメールアドレスは丹波地方の方言のこの「むさくさ」(元気でもないが、大病もしていなく、ぼちぼちしているの意)を昔から使っています。
藤の花 無垢の少女 駆け去りぬ(呆悦)