気品の堅持
野の藤の花が散り、里には桐の花が盛りを向かえています。
同じ紫の花ですが藤の花は垂れ下がり山から野に侵食していますが、桐の花は御門の葉が下から支え、天に聳えるように咲いています。
桐は里に植えられタンスなどの高級家具の材料になります。咲く姿はキリリとした気品さを保っています。
わが里にはところどころに美しい桐の花を見かけます。
人も気品があると、何となく近寄りがたいと同時につい、ひかれてしまいます。
昔アイドルとして活躍した人がなんと下品な姿でテレビに出てくるとげんなりしてしまいます。
人も寄る年波には勝てずシワや染みも出て、皮下脂肪も増えてしまいますが、身だしなみ、身こなし、身振る舞いが出来ていると、歳をとっても気品を感じます。
そんなおばあちゃん達に会いたいし、そんな歳の取り方をしたいものです。
桐の花 白無垢姿 里をゆく(呆悦)