満身創痍の狛犬
今日は村の夏祭り。農村のお盆の一大行事です。
神社の隣の広場にお祭り会場を村の世話役で設営します。
村の人口220人で、来場者は人口を上回る300人と想定して準備。
しかし、隣の鎮守の森の神社を守る狛犬は老朽化が激しく満身創痍の状態で夏祭りの催しを潰れた横目で見ています。
新しい狛犬の誕生を期待したいが、なかなか村の財政状況では更新できない様子。
しかし、狛犬に新たな息吹きを吹き込むための協力金として、例えば生ビール一杯300円のところ400円とかに100円上積みして売ると200杯の売上で2万円。その他の売り物を合わせると5万円程度は協力金収入が得られる勘定になります。
神社の狛犬の更新のために、わざわざ協力金を改めて募ると、村民の懐状態が決して豊かではない中でなかなか困難です。
夏祭りなどの行事を単なるイベントととしてやるのではなく、次の村の目標なりを掲げて実施するとそんな遠くない未来に楽しい夏祭りをしっかりと見守ってくれる新たな狛犬が誕生することも夢ではないのではないでしょうか。
狛犬の 苔むし哀し 夏祭り(呆悦)