丹波ほっこり農園Blog

三和ぶどう、野菜、養蜂、加工食品

散髪屋のような摘粒

散髪前
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散髪後
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丹波ほっこり農園の葡萄園に今年も多くの葡萄がなりました。

一房に200粒を超える粒が着いた房に一房ごとに鋏を入れて80粒程度にします。

この作業に要する時間は2分は掛かります。

バサバサと粒を落としていく様は散髪屋さんになったようです。

葡萄の房は男前のものや不細工なもの、形の良いものやどうしようもないものもあり、それぞれ人間の顔や頭と同様に個性があります。

カシャカシャと鋏を鳴らしながら逆三角形の房をイメージしながら速やかに鋏を入れて行います。

この作業を12,000房行います。力は要りませんが根気との闘いです。

三人で毎日行っても2週間は掛かる一番手間のいる作業です。

葡萄の販売単価が高くなるのも、この手間のいる作業のためです。

 

 青ぶどう ひと雨毎に 太りけり  (呆悦)