トラックに乗った神輿
遂に村の秋祭の神輿がトラック搭載による巡行になりました。
数100年以上続いた神輿を担ぐ慣行が今年で終わりました。
残念ですが、若手の人材人不足が原因です。担ぎ手が少ないと落下させるなどの事故も心配され、村の責任者の判断で、トラック搬送巡行になったのです。
私達の子供の頃の1960年代は村中の辻々には人びとが溢れかえり、大変な賑わいであったことを思い出します。
神輿の担ぎ手は観衆が居てこそ、重い神輿をできる限りの力で担げるのです。
観衆が居てこその神輿巡行なのです。
ところで、今日は衆議院選挙の告示日です。
担がれる人だけがこじつけの理由で選挙をすると言い切り、担がれる人だけがあの人と一緒に神輿には乗りたくないとか言い出します。
観衆は不在の蚊帳の外にいます。
担がれたいと主張する人より、この人なら担ぎたいと思う人がいる観衆主体の選挙にならんことを望みたいものです。
トラックに載せられた神輿が何気なく淋しさを漂わせている秋祭でした。
神輿あり まばらに凪ぐや すすきかな(呆悦)