何処を住み処とすべきか
住む場合の選択として都会の便利さと田舎の自然の豊かさを求めるのか。
居住地を決める場合、実際には職業の選択で決まることが多いと思います。
バブル時には週末には都会から離れて別荘で過ごす二拠点居住生活がもてはやされましたが、今や二つの家を構えることもなかなか経済的には難しい世になっていました。
そこで何をもって居住地を決めるのか。都会の便利さや田舎の自然の豊かさだけを判断基準とすることは少し危険な感じがしています。
とはいえ、昔からのしがらみで居を構えたら、そこから離れることは新たなしがらみも生まれ、ほとんどの人は移住することは不可能になるのが現実でしょう。
もし、移住ができる環境にある人が居住先を決める際には、その市町村の財政状況をよく観察しておく必要があるのではないでしょうか。
老後に収入源もなく、税金や国民健康保険料が高くて、生活保護を受けなければ暮らせないようになってはどうしようもありません。
先週、平成26年度の府内の市町村の決算状況の発表が新聞に載っていましたが、公債比率
や経常収支比率など借金や義務的経費が高いところは今後、大丈夫なのかと不安になります。
成熟社会ではカネを掛けてあまり派手なことをやってもらうより安定した財政運営をしっかりやってもらいたいと思います。
選挙は、もう少しこの観点から選挙のための人気取り施策がないか、無理な財政運営をしていないかなどを冷静沈着に見た投票行動を期待したいです。
我々世代や次世代のために。