丹波ほっこり農園Blog

三和ぶどう、野菜、養蜂、加工食品

家(いえ)というもの~分蜂~


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丹波ほっこり農園ではニホンミツバチを飼育し、彼らの貴重な食糧の蜂蜜をお裾分け頂き販売をしています。(販売時期は後刻)

今年もサクラの開花に併せてニホンミツバチの分蜂の季節を迎えました。

分蜂(封)とは「巣分かれ」ともいわれ、巣内で女王蜂が誕生すると母親の女王蜂は働き蜂の半数を連れて今まで住んでいた巣箱を捨てて新しい住み処(か)に移動します。

これが分蜂です。

蜂を捕獲するのには、この分蜂で巣分かれする彼らを誘導する巣箱を設置し、その一群を巣箱に誘導するのです。

写真は分蜂前に働き蜂が偵察している様子です。

今年はなんとか二年ぶりに捕獲できそうです。

さて、人間社会は今では核家族化してきましたが、以前はお嫁さんが嫁いできたら、親は母家から離(はなれ)に引っ越して、母家を息子夫婦に明け渡すものでした。

天皇家も今回の退位で東宮御所にお引っ越しされ、皇居に新しい天皇が移られる予定です。

嫁と姑とは世の常として、なかなか上手くいかないものですが、蜂の世界も二人の女王蜂は共存できないのです。

丹波ほっこり農園では「社会性昆虫」といわれるミツバチの観察から人間関係の在りかたやヒトと自然との関係も考えながら「農」を創造してます。

社会性昆虫のニホンミツバチの生態については今後、折に触れてこのブログで紹介していきたいと思います。

   頭越し 羽音行き交い 春盛り(呆悦)