分業制~ミツバチの仕事~
エンジェルスの大谷が投打に二刀流で驚異的な活躍をしています。
プロ野球では投打の分業が当り前の世界なのに、これに反する二刀流に挑戦し奢ることなくスマートに実践していることに感心します。
人間社会の仕事は今や分業制で成り立っています。
家の普請も医者も分業制です。
総合的に最初から最後まで仕上げる大工さんや何でも診る町医者はなくなってしまいました。
そういう意味で大谷選手の投打ともに取り組む姿が本来の野球なのでしょうか。
ところで、ミツバチの世界では「日替分業制」が徹底しています。
ミツバチの働き蜂の寿命は約30日といわれています。
その間、最初の10日は門番、掃除係、その後の10日間は巣の造営係、最後の10日間は蜜集めにそれぞれ専念します。
これを「日替分業」とよばれています。
中小企業の従業員の仕事が変化していくのとよく似ている感じがします。
大谷選手の投打のローテーションもこの「日替分業」を実践しているのかも知れません。
なお、働き者の働き蜂は全て雌蜂です。
では雄蜂はどんなお仕事をしているのかは次回にお話しましょう。
三寒と 四温に嘆く サクラ花(呆悦)