丹波ほっこり農園

三和ぶどう、野菜、養蜂、加工食品

大きいことは・・・

 

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葡萄園にシイタケのホダギを設置していたところ、赤ちゃんの顔より大きいシイタケができていました。

こんな大きなシイタケは見たことがありません。

高度経済成長期は何でも大きいものが選ばれました。

しかし、今や核家族化や少子化の影響で、何かにつけて、こじんまりとしたものが好まれます。

農作物の商品を売り出す場合でも、目方の大きいのは売れにくくなり、小さな単位で出荷した方が売れ行きが良いことを痛感します。

量より質、大きさより機能性の時代になりました。

それでも昭和時代生まれの者は、大きさや嵩だかに目が向きます。

哀しい性です。

  ラジオ鳴る 放射冷却 の夜明けり(呆悦)  

 

「丹波黒」づくり


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正月のおせち料理に欠かせない黒豆。

「まめ」は一年間、元気に暮らせること。

その願いの意味を込めて黒豆がおせちの一品に加えられたようです。

10月中旬から11月上旬まで枝豆として直販しましたが、畑には鞘が黒ずんできた黒豆が残りました。

そこで、丹波の黒い宝石「黒豆」づくりのため、刈取り陰干しを始めました。

年末には店頭に並べられるよう乾燥、選別の作業が期間内にできるかがポイントです。

黒豆の煮豆づくりは手間が掛かりますが、「美味しいもの」を食べるには、何事も「まめ」が重要です。

 

 まめ食めば  丘の紅葉も 色付きぬ(呆悦) 

残雪の如し




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10月末の台風21号の強風で葡萄園のテントが見事に破れてしまいました。

黒豆の枝豆販売を10月17日から11月7日まで行っていましたので、葡萄のテントのことは気掛かりになっていました。

昨日、片付けの作業に入り、改めて風の猛威には愕然とします。

しかし、お蔭様で葡萄の樹は無事であり、ホッとしています。

葡萄園の廻りの杉林はなんと集団で何本も倒壊しています。

杉は根が浅いため、強風に耐えられなかったのでしょう。

葡萄は蔓性の植物なので強風をしなやかな身のこなしで凌いだのでしょう。

どんなアゲンストな力にもスマートに対応できるしなやかさが人間にも必要と思う一日でした。

  もみじ葉の 一雨ごとに 衣替え(呆悦)

ロケットストーブで暖を


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11月の声を聞くと年賀はがきやおせち料理の予約注文のチラシ、年末調整のお知らせなど何かと忙しない。

現在では11月を「師走」と呼びたいところです。

 

丹波黒豆の枝豆販売も約半月が過ぎ、来週の11日頃に終わる予定です。

ところが、丹波黒豆を枝豆として食するのには、今が最高。

さやが丸々と太り、枝豆の色が微かに黒みかかってきた(決して「黒くはない」)時です。

 

枝豆直販所は山蔭にあるため、朝夕は冷え込み、ここでもストーブが要ります。

ここで活躍するのが「ロケットストーブ」。昨年にハウスの雪解け用に造った簡単なストーブですが結構、暖かい。

道端に落ちている小枝を燃料にするエコロジカル、エコノミーな暖房器具です。

家では薪ストーブ、直販所ではロケットストーブと毎日、火を燃やしていますが飽きない。

 

火を燃やすのが好きな人は昔から「スケベエ」と言われていますが、私も確かにキライな方ではありません。

「火遊び」とか「Off White」とか何んとか言って週刊誌やテレビを賑やかしていますが、過疎化の農村で逢うのは、おばちゃんと鹿、猪のみで、「火遊び」なんて別社会の話。

火を扱うのは正に暖を取るための「火仕事」なのです。

今が旬の「Off White」の黒豆枝豆の販売に専念、専念の毎日です。

(「Off White」はたぶん年末に今年の流行語大賞の一つになるでしょう。)

 

薪ストーブの季節


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農村の初秋は冷え込みます。

11月迄は暖房なしで暮らそうと思っていましたが、台風が過ぎ去り、あまりの冷え込みで今晩から薪ストーブに火を入れました。

やはり薪ストーブは暖かい。

農村での唯一の贅沢です。

室内は裸でも過ごせるし、洗濯物は室内でも翌朝にはカラカラに乾き、煮炊きものものでき、栗やサツマイモは振り込んでおけば上手く焼けます。

さらに、窓ガラスには結露ができません。

そういえど、良いことばかりではありません。

薪は1シーズン軽トラ2台分は要ります。

玉伐り、薪割りの労働や薪小屋から毎日、取り入れ、灰の始末も必要。

また、一時間ごとに薪をくべなければなりません。

薪を買うとなれば、枝豆の一束位の大きさで500円ぐらいはかかるでしょう。

そんなことを考えると農山村でないと薪ストーブは使えないでしょう。

農村の夜は静かに更けていきます。

そんな深い夜にストーブの中で薪がめらめらと燃え行く風景を見ていると時の経つのも忘れます。

薪ストーブは自然エネルギーの活用の一つですが、太陽光発電、小型水力発電風力発電、溜め込みトイレのメタンガス利用など

自然との共生の生活の営みに一つ一つ挑戦してみたいと夢見る初老の農夫です。

   初ストーブ 時計の針は  はや30度(呆悦)

 

 

国道で見る生活実感


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丹波黒豆の枝豆直販所を構えて約2週間。毎日、国道9号線を通過する車輌を観察していると、次の傾向があると感じています。

 

○ 京都縦貫道が貫通したものの交通量は去年に比べて増加している。(高速道路料金はバカにならない。)

 

○乗用車、トラックも増えている。カニなどを載せた境港などの冷凍トラックは殆ど見かけなくなった。(高価なものを運ぶトラックは高速道路で大阪に行くようになったのか。)

 

○トラックは超大型化している。乗用車は商用車が多い。(トラックは人材不足で効率的運送のため、大型化しているのか。

商用車の増加は福知山などに営業所を置いていたのを廃止し、大阪や京都から日帰りで営業や点検に来ている。)

 

○普通車や軽自動車で遠方に出かける高齢者が多い。(時間に余裕のある高齢者夫婦の旅行)

 

○枝豆を買ってくれる運転手の購買単位が去年より少ない。(去年は会社に持って帰ると言って20束程度買ってくれるケースがよくあったが、今年は殆どない。)

 

以上の簡単な国道の通過状況分析で、生活者や労働者の勤務の実態が浮かび上がってきます。

結論からいえば、政府は景気回復してきたというが、生活実感はまだまだということでしょうか。

   秋雨に 懐も気も 寒々や(呆悦)

 

台風の爪痕と生活の痕跡


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秋雨前線が数日前から横たわり、毎日雨降りが続き、それに加えて超大型の台風21号の襲来で48時間も止むときを知らず降り続く状態。

こんな気象では雨が集積する河川が氾濫しても不思議ではありません。

災害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

台風の強風も吹き荒れ、村の木々の枝は折れ、農業倉庫の倒壊などの被害がありましたが、幸いにも大きな災害はありませんでした。

ところで、丹波黒豆の枝豆直販所の近くに昔の電信柱を発見しました。

今は使われなくなった木製のものです。

なんと私が生まれた翌年、今から62年前に立てられた電信柱です。

防腐措置が施されているとはいえ、国道の拡幅や風雨にさらされながらも未だにしっかりと立ちずんでいます。

木製の電信柱は子供の頃、いたずらに掛け登ったたり懐かしい思い出があります。

台風の脅威を再認識するとともに、村のライフラインを支えた電信柱に感謝と畏敬の念を覚えました。

   すすき吹く 電柱の傷口  色黒し(呆悦)