会話は何となく成り立つもの
葡萄の出荷時は、作業が輻輳しますので、一時的に社長のお母さんとヴェトナムの実務研修生に葡萄の箱詰めをしてもらいます。
おばちゃんは、丹波ほっこり農園のある村から一度も他の地域で住んだことがなく、「純粋」に「丹波大身弁」を話されます。
おばちゃんと研修生との会話を楽しみながら、出荷作業に勤しんでいます。
次は、ある一日の会話ですが、何とか会話は成立しています。安心安心!
「この葡萄はいたいけななぁ。」
「しないこいのはダルに入れておいて。」
「オバァチャン、ソレハ、ドコニアリマシタカ?」
「そこの裏(後ろの意)にあるやろう。」
「ちっとも悪い葡萄はないなぁ。」
「せやけど、今日はほめくなぁ。」
「ハイ、キョウハホメクノウ。」
「せんぐり、せんぐり電話がかかるなぁ。」
「うちの携帯電話番号はデロハチデロ・・」
「ひっさ、会わへんだ人やったわ。」
「じっきに名前が思い出せなかったけど。」
「これはしがんだ房やなぁ。」
「まぁぴりぴりしてきたで。窓閉めなよ。」
「ハイ、マドシメマスカ?」
「葡萄箱がひしゃげるさかいなぁ。」
「○○ちゃん、取りにきたったかい?」
「ハイ、キマシタ。オカネハココオキマシタ。」
「お金は、でつたい、なとべとかなあかんで。」
「ハイ、ワカリマシタ。」
「今日は、しまおかいなぁ。」
「ハイ、コレハドコ ナ ト ベ マスカ?」
「裏のえげに置いておいて。」
「・・・・?」
扇風機 終う間なく鈴虫越し(呆悦)