丹波ほっこり農園

三和ぶどう、野菜、養蜂、加工食品

ぬるぬるの世界


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米を食べる量が毎年、減少しており、現在では成人は一年間に自分の体重程度しか食べないようになりました。

したがって、一家3~4人家族なら水田は1反(10a)程度を耕作するだけで足りるのです。

また、米の需要が少なくなってきて作っても安値でしか売れないようになりました。

国は昭和の時代までは米の増産に向けて構造改善事業(耕地整理)を推し進めてきました。「田圃は四角。心は丸く。」と言われたとおり、山間地の田圃まで事業を入れ、田圃を四角にし、給水、排水の施設改善も行いました。

平野部の水田ならその当時は農家の採算は取れたでしょうが、山間地の水田は確かに四角になりましたが、「心は丸く」平穏に保たれたのでしょうか。

米政策の変更も加わり、山間地の農家は負担に見合う収入が果たして確保されたか甚だ疑問です。

耕地整理された水田は収穫量も上がり、トラックターなどの機械が入れるなどのメリットもあります。

一方、耕地整理をしなかった田圃は田螺やドジョウなどが棲む生物多様性があり、それらの生き物が互いに作用しあい、山間地の冷たい水で美味しいお米が穫れました。

その泥の深い田圃に裸足で入ると「ぬるぬる」の状態で足の指の間に泥が入ってくる瞬間は「もうどうにでもしてちょうだい。」といった感じで、緊張した精神を解放してくれる作用がありました。

今でいう泥エステのような癒し感覚です。

これも幼少期の小さな思い出が私を少し助兵衛にしたのでしょうか。

  二三匹 アメンボ滑り 水ぬるむ(呆悦)